障害者アートを商品パッケージに採用し売上アップ|CSR事例

岡山県の果実工房さんでは、商品パッケージに知的障害者の描いた絵を採用したところ、通常のレギュラー商品よりも売り上げが伸びたとのことです。このほかにも、このようにCSRの一環として、しかも事業に直接にも貢献する形で一般企業様に同様の取り組みが徐々に広がっているようでとても嬉しく思います。

出典:日刊工業新聞2021年8月23日(月)

この報道事例は私たちによる取り組みではありませんが、障害のある方の才能を生かした仕事を創出していくこのような活動を一人でも多くの方に知って頂けるよう、他の団体のご活躍についても今後もご紹介して参りたいと存じます。

もちろん私たちNPOアート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズでも、絵画作品の販売だけでなく、作品を2次利用してパッケージ、カタログなどへのデザインや画像提供なども行なっております。以下の画像は、ホッピーに限定品(非売品)として、知的障害者アートをラベルデザインに採用頂いたものです。


お問い合わせはこちらから

E-mail: info@art-of-rough-diamonds.org

アーティストのご紹介|尾崎文彦さん

今回ご紹介するのは、クラフト工房La Mano 所属の尾崎文彦さんです!。

トップクラスの人気アーティスト

尾崎さんはパステルを用いて、主に動物を描きます。 尾崎さんの作品はとても人気があり、展覧会を開くといつもトップクラスの販売実績を誇るアーティストさんです 。 尾崎さんの作品を見て、多くの方は可愛らしさを感じるようで、「つい作品と目が合ってしまった・・・」などと特別な親近感を感じてしまう人も少なくないようです。

海外でも人気に!

尾崎さんの作品は日本人好みなのかとも思いましたが、私たちがこれまでアメリカのシアトルとワシントン DC で日本人アウトサイダーアート作家の展覧会を開催させていただいた際に、 尾崎さんの作品は日本と同じように高く評価されました。彼らの作品の評価を高めるために海外でも一定の評価を得られるようにしていくことが、私たちの大事なミッションの一つであり、尾崎さんの作品も国際的に評価される手応えを掴めたことはとても嬉しい限りです。

展示風景: JICC 在米国日本大使館広報文化センター(ワシントンD.C. ) 2019

尾崎さんはどのようにして作品を描くのか

ところで尾崎さんは、どのようにして作品を描くのでしょうか。彼は動物の写真を見ながら一気に描き上げていきます。写真を見て描いているのですが、独特のフォルムの動物が描かれていく様子はとてもクリエイティブで興味深いと思います。尾崎さんが作品を描く様子を YouTube にもアップいますので、ぜひこちらもご覧ください。

ホッピーのラベルデザインにも採用!

ところで尾崎さんの作品は、 2020年にセガサミーホールディングス株式会社様の社会貢献活動の一環として行われた知的障害者アートの企業内展覧会において、ご協賛いただいたホッピー株式会社様によりホッピーの特別ラベル(非売品)のデザインにも使わせていただきました 。尾崎さんの作品は、いろいろな商品のラベルやペッケージなどに使いやすいと思います。その展覧会の様子はこちらにレポートをあげていますのであわせてご覧ください。

メルマガ登録よろしくお願いします!

展覧会など、私たちの活動の最新情報をいち早くお届けいたしますので、以下より、

 メルマガ登録画面     

ぜひメルマガ登録宜しくお願い致します!

知的障害者アートTシャツ好評販売中!

NPO Art of the Rough Diamonds(アート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズ) では、障害者アートをプリントしたオリジナルTシャツを販売中! 販売代金の一部をデザイン料として作家さんと所属施設に還元しております。 期間限定ですので、ぜひ一度ご覧になってください!

 

Tシャツ販売サイトはこちらから 


オリジナルTシャツ、オススメ作品

「ペンギン」Tシャツ

この ペンギンTシャツ は、国保幸宏氏によって描かれたものです。題名は「ペンギン」。

TシャツのサイズはS~XXXLまでの6種類をご用意しております。
お子様から大人まで幅広い年代の方にご利用いただけます。

【作家紹介】
国保幸宏 Yukihiro Kokubo
1974年生まれ。
1992 京都市ふしみ学園所属
2008 京都市ふしみ学園アトリエやっほぅ!!の始まりとともに絵画制作を始める 。
2018年の「ポコラート全国公募展vol.8」では審査員特別賞の奈良美智賞を獲得。
平日は近くの寮に住みアトリエに通う。茶目っ気たっぷりのひとり言をいいながら、時に独特の不思議なメロディーの歌を口ずさみながら力強く制作する。幾層にも塗り重ねられたクレヨンやアクリル絵具が爆発的なパワーを持った作品となっている。


「さいごのジャンプ」Tシャツ

このデザインは、光島貴之氏によって描かれたものです。題名はさいごのジャンプ。

【作家紹介】
光島 貴之(みつしま たかゆき)
1954年生まれ。京都府在住。
美術家・鍼灸師。 10歳の頃に失明する。80年大谷大学哲学科卒業。92年から粘土による造形活動を始め、95年よりレトラライン(製図用テープ)とカッティングシートを用いる独自のスタイルで「触る絵画」の制作を始める。以後、埼玉県立美術館やサンディエゴ美術館など国内外での展覧会・個展、ワークショップ講師など多数行っている。

 


アート作品は様々な展示会にも出展

ECサイトで販売しているTシャツのデザインの元となっているアート作品は、展覧会などでの展示や販売も随時行っています。

ぜひそれぞれの作品もご覧頂ければと存じます。展覧会などの情報をいち早くEメールでお知らせしますので、よろしければ、 メルマガ登録画面  にてぜひご登録ください。

知的障害者アート展を株式会社フロンティアインターナショナル様で開催!

企業内アート展をキャラバンで開催

知的障害者アート展をこの度、株式会社フロンティアインターナショナル様本社にて2021年4月12日〜5月末の期間にて開催させて頂きました。(主催 : LIVES TOKYO、株式会社フロンティアインターナショナル様)

今回の私たちのメイン企画は、厄除け鬼シリーズの展示。これらを制作されたのは私たちがいつもお世話になっている、奈良県のたんぽぽの家・アートセンターHANAさん。

たんぽぽの家では、厄除けのお守りとして年間約2000個の厄除鬼を手作りされており、ちなみにカランコロンと音の鳴る土鈴(どれい)になっています。色は全部で8種類あり、赤の厄除鬼は「貪欲」、青は「怒り」、黄は「我を通す」、黒は「愚痴」、緑は「不摂生」を表しているそうです。

フロンティアインターナショナル様の社員の方にもご購入をいただき誠に有難うございました。

コロナ禍の中でもあり、少しでも従業員の皆様の癒しにお役に立てたとすれば幸いです。

 

ECサイトでも作品購入できます!

なお6月末まで、当NPOの ECサイト  でも厄除け鬼シリーズを購入頂けますので、ぜひこちらもご覧ください。このほかにもオリジナルTシャツなども販売させていただいております。

またSDGs,社会貢献活動(CSR)の一環として、企業内展示・販売の開催にご興味のある企業様はぜひお問い合わせください。

メルマガ登録画面

障害者アートについて大須ロータリークラブ様でスピーチさせて頂きました!

2021年4月15日に大須ロータリークラブ様にて、「障害者アートの魅力と可能性」と題し、当NPO中道三枝子理事がテーブルスピーチ(卓話)をさせて頂きました。

私どもではアートの才能のある知的障害者や精神疾患を持った人の作品を販売し、その利益を還元することで彼らの経済的自立をフォローするという支援方法に取り組んでいます。そのような活動内容の紹介と共に、彼らの作品の紹介をさせていただきました。

 

当日は、現地参加34名,リモート参加4名とたくさんの方にお話を聞いて頂け、皆様とても熱心に耳を傾けてくださっただけでなく、今後の活動にもつながりそうな有難いご縁も頂くことができました。

このような素晴らしい機会を頂きましたこと、大須ロータリークラブの皆様に改めて感謝申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

また引き続き、私たちの活動や、知的障害のある作家さんのアートの素晴らしさをお伝えできる機会を少しでも増やすことができればと願っております。オンラインでの開催ももちろん可能ですので、ご興味がございましたら是非お気軽にお声がけください。

お問い合わせ

メルマガ登録画面

NHKハートネットTVにて、知的障害者アートのVR展について紹介されました

NHK ハートネットTV あがるアート(4)「デジタルでアート革命!?」にて、私たちNPOアート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズが取り組んでおりますバーチャル空間での障害者アート展について紹介いただきました。

放送日:2021年1月18日(月) 午後8時00分 〜 午後8時30分

番組内で紹介いただいているバーチャル展示会場はこちらからご覧いただけます。

(閲覧対象ブラウザ=Google Chrome)

 

 

 

 

 

セガサミー様本社で「アート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズ ダイヤの原石たち展」を開催

美術的才能を持つ知的障害あるいは精神疾患を持った作家たちの自立と作品評価を高める支援する事業を行うことを通じて、彼らの福祉の向上に寄与することを目的とし、「アート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズ ダイヤの原石たち展」を2020年10月21日(水)、セガサミーホールディングス株式会社 本社ロビー内にて開催させて頂きました。

この企画展は、これまでも2014年 渋谷セルリアンタワー, 2017年 伊藤忠青山アートスクエア,2019年 在米国日本大使館広報文化センター, 米州開発銀行(ワシントンDC)と開催を続けており、今回もその一環として開催いたします。

また当日はレセプションも開催し、セガサミーホールディングス株式会社グループCOO里見治紀代表取締役社長を始め多くの方の御臨席を賜りました。ご協力頂きましたセガサミーグループの皆様、並びにご参加下さった皆様、誠にありがとうございました。

作品出展:約70作品

開催場所:セガサミーホールディングス株式会社 本社ロビー 〒141-0033 東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー

主催:セガサミーホールディングス株式会社,東京愛宕ロータリークラブ

協力:認定特定非営利活動法人ハンズオン東京,NPOアート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズ

窓口:セガサミーホールディングス株式会社CSR・SDGs推進室

 

Report: Animals in Japanese Outsider Art

開催結果

 開催初日にはオープニングセレモニーとレクチャーを行い、オープニングレクチャーを副代表の若尾が担当。オープニングセレモニーでは島田公使にもご挨拶を頂きました。また作家の松本倫子さんも渡米の上、ご来場いただき、若尾の講演とともにライブペインティングも行って頂きました。オープニングイベントには参加者90名とたくさんの方にご来場いただき盛況となりました。

オープニングの様子はこちらをご覧ください。

 そこから約2ヶ月半に渡るロングランでの展示となりましたが、期間中大変多くの方の来場があり、また従来の視点とは異なる角度から日本文化を紹介できたことを在米日本大使館公使からも高く評価して頂きました。

 そして最終日の9月27日には、代表の鬼頭がクロージングレクチャーを行い、こちらも40名ほどの参加を頂きご好評いただきました。

 今回の企画展では、海外に初めて出展することができた作家も多く、それぞれの作家の可能性を広げる契機となったことを大変嬉しく思います。また知的障害者の作品展というにとどまらず、ナショナルギャラリーと連携して、しっかりとしたテーマを持ってキュレーションを行なうことができたことは、我々の活動としても大きな前進となりました。

 今回このような大変貴重な機会をくださった皆様に改めて感謝申し上げます。

「障害者アートに描かれた動物たち展」at JICC オープニングの様子

ワシントンD.C. 在アメリカ合衆国日本大使館で開催される「Animals in Japanese Outsider Art 障害者アートに描かれた動物たち 展」が、いよいよ2019年7月16日のイブニングビューイベントを皮切りにスタートしました。(最終日は9月27日)。またオープニングセレモニーでは島田公使にもご挨拶を頂きました。会場の様子などをご紹介いたします。

展示会場の様子

当日は作家の松本倫子さんにもご来場いただき、若尾の講演とともに、ライブペインティングも行って頂きました。

オープニングイベントには、参加希望者エントリー人数260名、参加者90名とたくさんの方にご来場いただき盛況となりました。

開催レポート:「ダイヤの原石たち展:日本の障害者アートとラテンアメリカとカリブ海地域の出会い」6.19-6.21.2019

ワシントンD.C.の、IDB/米州開発銀行のアトリウムギャラリーで、2019年6月19日から21日まで開催させて頂きました「ダイヤの原石たち展:日本の障害者アートとラテンアメリカとカリブ海地域の出会い」についての活動報告をさせて頂きます。

IDB:国際開発金融機関の一つで、中南米・カリブ加盟諸国の経済・社会発展に貢献することを目的として1959年12月に設立。略称はIDB(Inter-American Development Bank)。加盟国は南北アメリカ大陸の米州諸国に加え、日本や欧州各国などで構成されています。

この企画展の開催趣旨は、ラテンアメリカとカリブ海地域における障害者の社会的包含の問題に異文化間の影響を提示するために、日本の知的障害ならびに精神疾患のある特別な才能を持つアーティストが描いた、ラテンアメリカとカリブ海地域をテーマとした作品を中心に展示することにあります。しかも今回、日本だけでなくアメリカ、エクアドル、コロンビア、中央アメリカの才能ある障害者アートの作品も一緒に展示することができました。私たちNPOアート・オブ・ザ・ラフダイヤモンズは、知的障害ならびに精神疾患のある方の自立をアートの側面から支援していますが、彼らの評価を高め、彼らが自身の持つ才能によって自立出来る社会の実現をはかるためには、このような国際的な連携が極めて重要であると考えております。今回、このような国の枠を超えた展示機会を得たことは大変ありがたく、今後にしっかりと繋げて参りたいと存じます。

ここに改めて、開催にあたりご尽力くださいましたIDB日本理事の保井様、ならびにこの企画展に共催してくださったアメリカ、エクアドル、コロンビア、スペインの理事の皆様に御礼申し上げたいと存じます。

展示風景
テーマ展示した作品の一例
今回出展頂いた5名のアーティスト
他の国の作家さんの作品
IDB外観
作家さんがご家族と共にセレモニーに参加くださいました
セレモニーでのIDB各国理事の方のスピーチ風景
作家さんにもスピーチして頂きました

BY THE PEOPLE へも参加

またこの企画展は、ワシントンDC全域で開催されるアートイベントBy The Peopleのサテライト会場の一つとしても参加させて頂きました。

BY THE PEOPLE 主催者S&R財団CEOの久能祐子先生(写真中央)にもセレモニーに臨席頂きました。