GODIVA café「Elevating my everyday with Art 2024」

Elevating my everyday with Art 2024

NPO Art of The Rough Diamondsは、知的障がいや精神障がいのある方々の作品の中でもアートとして評価されるべきものを一堂に集め、純粋にその才能に焦点を当て、一作家として彼らを紹介しています。作家が所属する福祉施設ならびに作家個人への還元を行ない、彼らに誇りと実益をもたらす一つの機会になればと、作品を展示するイベントなどを行っています。

ゴディバジャパンはその想いを支援し、ゴディバカフェでアート作品に包まれる空間を楽しんでいただけるイベント「Elevating my everyday with Art 2024」を開催いたします。このイベントは今年で3年度目を迎えます。

GODIVA café「Elevating my everyday with Art 2024」は、以下の店舗で巡回展示します。
・GODIVA café Hibiya  2024年10月4日(金)〜
・GODIVA café Futakotamagawa
・GODIVA café  Nihonbashi

展示作品、作家の紹介

 

金子隆夫

彼は多くを語らない。でも毎日日記をつけている。「読んでもいい」と許可が出たのでページをめくると・・・。実に愉快、面白い、それでいて染み入る言葉の数々。これまで知らなかった彼を垣間見ることが出来た。周りの仲間をよく見ている。色々なことを感じて、いっぱい胸にしまっている。その感じている思いを言葉にしてもらい、「生きるための名言集」が生まれた。人間観察が趣味というのもうなずける。

渡邊あや

あやさんと言えば、「飛行機」。 でも、自分の表現を見つけるま で、さまよい、悩み、模索し続けて きた。 養護学校の修学旅行で行った沖 縄。「また飛行機に乗って、沖縄に 行きたい」という思いから見つけ た飛行機というモチーフ。 心の深いところにある寂しさや満 たされなさは多くの人に認めても らいたい、関わりたいあやさんの 切実な願い。

野口敏久

「えへへ」「イッヒヒ」実に楽しそうに、面白くて仕方がないと言わんばかりの笑い声が聴こえて来る。背中を丸めて、1つ1つゆっくりと‘てんてん’を落としていく。1つのところにじ~っとサインペンを溜めて、次は作品ごと持ち上げてインクを垂らして、模様を創り出す。‘てんてん’と線のハーモニーが、綺麗であり飛び出してきそうな錯覚に陥る。

アーティスト所属施設の紹介

今回紹介する3名の作家さんが所属する工房集(埼玉県川口市)さんは福祉施設であり、社会福祉法人みぬま福祉会を利用するメンバーの表現プロジェクトを社会につなげるための活動拠点として2002年に開設しました。

「そこを利用する仲間だけの施設としてではなく、新しい社会・歴史的価値観を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いを込めて「集(しゅう)」と名付けました。

障害の重い人の表現の可能性を模索し続け、その中から生まれた作品を通じて、多くの人とつながり、関わり、新たな可能性を生み出しています。